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歌と体力の関係は?歌うための体力づくり|ボーカルスクールVOAT

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--はじめに


歌を歌う時に重要な事ってなんだと思いますか?たくさんあると思いますが、歌を歌うことは、思っている以上に体力を使います。もちろん正しい音程やリズム、グルーブや乗り、感情の表現など、色々学ぶこともあると思いますが、実はとても重要なのが《体力》なんです。今回はボーカリストの体力作りについて紹介していきます。


■1曲歌うだけでも!後半に起きるスタミナ切れ


後半に起きるスタミナ切れとか、よくある事です。このような場合はだいたい1コーラスから〈声を出しすぎている〉もしくは〈力を入れすぎている〉〈息を吐きすぎている〉もしくは〈息が足りない〉といった場合が多いようです。どうしても、ブレスを入れる量が少ないと『息の上の声の粒子』が流れず、歌声になりづらくなり〈喉、首、肩〉周辺の力で声を押し出そうとするため力を入れ過ぎてしまいます。例で言うと、『 陸上の長距離5キロを、ダッシュで走っている人 』みたいなの感じです。そりじゃスタミナ持ちませんよね。歌うときに、呼吸法を意識するだけでいつもよりスタミナは確実に持ちます。また、《腹式呼吸》を意識して、〈腹筋〉〈横隔膜〉〈丹田〉〈支え〉など使えるようになると、《最高のパフォーマンス》に近づけますよ。


■歌に体力が必要な理由


1曲、歌唱するのに大まかに見ても4〜5分かかります。ライブなどになると10曲以上は当たり前です。体力がないと、歌ってる途中に疲れてしまい、素晴らしいパフォーマンスをする事など不可能です。歌うだけでなく《集中力》を支えるのも体力です。歌にダンスにレコーディングなど、短い時間の中で覚えることもたくさんあります。ライブツアーが始まると全国を周り、足を運んで頂くお客様に、《最高のパフォーマンス》と《感動を届ける》ことが、《アーティストの使命》です。その為には、《歌の体力・マインドの体力》がとても大事になります。


■歌うための体力づくり


(1)ドッグブレス/Dog breath


《ドッグブレス》は〈横隔膜〉を使うトレーニングです。〈腹式呼吸〉の感覚を掴むのに最適で、「ラクに・スムーズに発声できるようになります。」日本人は普段、〈胸式呼吸〉のため海外の方と比べ、腹式呼吸が苦手な人が多いです。英語圏では、日常的に腹式呼吸を使っています。それでは、ドッグブレスのやり方を見ていきましょう。まず息を、スタッカートに吐く練習をします。短く小刻みに「スッスッスッ」と息を吐きましょう。そのとき腹部(前腹壁・腹直筋)はへこみます。何度かやり、コツを掴んだら「ハッハッハッ・・」と、「スッ」から「ハッ」に変えてみましょう。次に、息から、声に変えてきます。スタッカートに「はっはっはっ・・」と声に出してみましょう。はじめは難しく感じますが、コツを掴むと、みるみる、《立ち上がりの良い響きのある声》に近づいていき、マイクのりも良くなります。


(2)腹筋を鍛えましょう/Train your abs


良い声を出すためには《Singing body》歌うための身体のバランスを整える必要があります。腰や腹部周辺の筋肉がないと思い通りの声は出ません。腹筋を鍛えれば自動的に歌が上手くなるわけでは決してありませんが、腹筋を鍛えることで《声量が出るようになったり》《音域の幅が広がることもあります》声量のコントロールをできるようにするためにも、お腹周辺の《筋肉/腹筋》は必要になります。また、体の中心部である腹筋を鍛えることで、立って歌う時にも体を安定して歌うことができます。


(3)持久力をつけよう/Endurance


持久力を付ける方法として一番に思いうかぶのは〈ジョギング〉です。無理せずに、3キロ程度から始めると続けやすいでしょう。身体がなれてきたら〈5キロ〜10キロ〉にも挑戦してみましょう。少しずつ走るペースを速めていければ、持久力の効果も上がります。ジョギングは息をしっかり吐くことで、《呼気力・心肺機能・持久力》とボーカリストの体力つくりにとても適しています。


(4)ロングブレス/Long breath

ここでは《インナーマッスル!》身体の中の筋肉に、目を向けていきましょう。
「スーーーーーーーーーーーー 」と一定に長く息を吐きます。まずは、10秒からやってみましょう。次に20秒30秒・・・60秒と増やしていきます。「30秒×5セット」など、今の自分に合った、毎日できる〈ロングブレス・トレーニング〉をやってみて下さい。かなり身体の中の筋肉が鍛えられ、ロングブレスも着実に安定します。運動した後などは効果的です。燃えろ!!《インナーマッスル!!》


■体力の上手な使い方


まず、1曲の中で、歌体力を上手にコントロールする為には、フレーズ事に《ブレス(空気)をしっかり吸う》ことが条件になります。《ブレスを入れる》と、言ったりもします。ブレスを入れないと、『息の上の声の粒子』が流れないため歌声になりづらく〈喉、首、肩〉周辺の力で声を押し出そうとするため、無駄な体力を使ってしまいコントロールしづらい硬い声になってしまいます。また、高音域でのロングトーンなど、ブレスをしっかり吸わないと、酸欠になり兼ねません。《体力=ブレス》は必須です。


次に、ロジカルな表現力のアプローチを紹介します。                        
メロディー・フレーズ内での〈高音・低音〉の箇所は、《高い音は響きのある声でアプローチ》《低い音はやさしく、アプローチ》して見ましょう。声色に押し引きの変化を付けることで、息の配分をコントロールできます。割と低音域のメロディーなど高音域に比べ声を出しやすい為、「大きめの声を出しがち」ですが、そうすると息の量を使い過ぎてしまい歌の後半にかけて体力の消耗に繋がります。声を出すだけではなく、《声を抑える》ことを学ぶと〈強弱・抑揚(よくよう)・押し引き〉のある表現方法が身に付き、《体力=温存》にも繋がります。


次に、歌詞の中で、言葉の持っている《生命力とイメージ》を考えてみます。例として→「太陽」と「雨」の持つ生命力を感じてみましょう。「太陽」は、【 元気・明るい・強い 】+ プラスのイメージになります。歌声も【 元気・明るい・強い 】に寄せて見て下さい。「雨」は、 【 悲しく・せつない ・弱い 】− マイナスのイメージになります。歌声も【 悲しく・せつない ・弱い 】に寄せて見ましょう。ただし、感じ方は自由ですので、イメージをその人の今の心境や、状況に合わせて下さい。言葉の持っている生命力を〈感じて〉歌ってみると声色はみるみる変わっていきます。ただ歌うのではなく、強弱が付く事により〈抑えて歌う場面〉も増えていきます。この〈抑えて歌う場面〉を上手く使い分けるこで、体力を維持し、歌の《持久力》を手に入れる事ができます。歌詞に《+プラス・−マイナス》の表記を書き込み、−マイナスの箇所は声のアプローチを抑え、弱めに歌ってみて下さい。歌唱曲に《歌の余裕が生まれる》はずです。


歌声、表現の強弱をするのが難しい方は、歌の構成の中「Aメロ・Bメロ・Cメロ(サビ)」で歌声のコントロールをしてみましょう。例として自分の持っている「歌唱量=声量・声圧」〈1%を小さい声〉とします。〈10%を大きい声〉としましょう。例えば、〈Aメロは歌唱量5%〉であえて歌ってみましょう。〈Bメロは歌唱量3.5%〉で歌ってみましょう。〈サビは歌唱量7.5%〉で歌ってみましょう。こうする事により、曲の構成に大きな強弱や抑揚(よくよう)がつき《体力の上手な使い方》に役立ちますよ。


--終わりに


今回のテーマ「歌と体力の関係?」で、歌を歌うことは、思っている以上に体力を使うことに気づけたのではないでしょうか。少しづつでも良いと思います。無理せず、音楽ライフを楽しみましょう!《Enjoy your music life!》

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