Knowledge ボーカル・ボイストレーニングの知識

ボーカルスクールVOAT今月のキャンペーン!入会金無料・月謝半額

ボーカルスクールVOAT無料体験レッスン

出し方が分からない!裏声を鍛えて音域を広げよう|ボーカルスクールVOAT

4309743_s.jpg


--はじめに


《裏声》聞いたことはありますか?日常生活では《地声》を主に使う人が多いため、あまり裏声を使っていません。普段、裏声を使う習慣がないために意識的に使おうとしても難しいのが、この裏声です。ただし、普段から裏声の持ち主の方もいたり、話しながら地声から裏声へ変わる人もいます。この裏声を歌に使えるようになると、それだけで《使える音域がおよそ1オクターブも広がり》歌える曲が格段に増えます。今回はそんな《裏声》にスポットをあてて見ました。


■裏声とは?地声との違いは何?


《裏声と地声》はどの様な特徴や違いがあるのか見ていきましょう。


《裏声》裏声は、声帯の筋肉は少し硬くなり振動は停止していますが、声帯粘膜(せいたいねんまく)は振動した状態で出ている声です。また、地声に比べて流れる息の量が多く基音(きおん)が純粋です。〈基音〉とは〈倍音〉に対し、振動数が最小の純粋音、原音になります。対象の裏声に対して〈裏声成分〉が「多い、少ない」と言ったりする場合もあり、裏声の〈タイプはいろいろ〉あります。


《地声》地声は、声帯や声帯粘膜(せいたいねんまく)が共に振動して出ている状態です。また、声唇(せいしん)と声帯靭帯(せいたいじんたい)が振動する声。地声は基本波(きほんは)の成分が弱い分、〈倍音〉の成分が強くなっています。〈基本波〉とは基本となる周波数をもつ正弦波。また、対象の声に対して〈地声成分〉が多いと言ったりする場合もあります。地声の〈タイプもいろいろ〉あります。


《裏声と地声の違い》とは、まず、大体の人が、聴き分ける事ができる声色(こわいろ)です。ですが中には〈声を聴いても地声か裏声か判断できない、どちらとも取れないような声質〉のケースや〈出している人は、地声だと思っているけど、聞いている人は裏声に聞こえる〉ケースもあります。また、地声と裏声を出し分ける時、地声から換声点(かんせいてん)を越えて裏返った印象がなく、明確な境界を感じずに、裏声と地声を区別できないといったケースもあります。女性は特に話す声から、地声と裏声が混じってしまう人も多いです。


■裏声を鍛えるメリットとは

【 表現の幅が広がります / Expressive 】


裏声には〈魅力がたくさん〉あります。地声と比べると弱々しく聴こえてしまう裏声ですが、《透明感・やさしさ・あたたかさ》や《せつなさ・悲しみ・哀しさ》など、裏声を使うことで、より良い表現が可能になります。地声のパワフルな力強さと《裏声の持つ魅力》を充分に活かし、表現の幅を広げていきましょう!


【 高音域が広がります / Wider treble 】


地声で無理に高い曲を歌うと〈のどを痛める原因〉になりますが、裏声を使えば無理せずスムーズに、そして楽に歌えるようになるため《のどを痛めることが少なくなります》また、裏声を歌の中で使えるようになると、それだけで使える音域が《およそ1オクターブも広がります》歌える曲も増えていきますよ。


【 ミックスボイスに繋がります / Lead to learning 】


まず、裏声を〈力強く綺麗〉に出せるようになると、確実に歌の表現の幅が広がります。裏声を地声のように力強い声で発声するには、地声と裏声の中間的な声である、《ミックスボイス》というテクニックが必要になります。その攻略のためにも裏声を鍛えることが重要です。裏声は地声に比べ、弱い声の印象ですが、裏声からミックスボイスに徐々に変えていけるようになると、《力強く芯が太くなり》伸びやかに響き《透明感ある良い声》を出せるようになります。そのためにも裏声は必須です。


■裏声が出せない!出し方が分からない方の練習方法


裏声は日々のトレーニングが必要です。裏声の練習方法を4ツ紹介します。


(1)《はなうた・ハミング》をして見ましょう


リラックスして〈鼻歌〉を歌う感じでハミングしましょう。まずは、〈地声から裏声にいく感覚〉を掴むことから始めて見ましょう。何度も、メロディの〈地声から裏声に変わるフレーズの場所〉をハミングしながら繰り返して見ましょう。頑張りすぎると体に力が入りやすくなるのでリラックスし、コツを掴むまで
トライしましょう。


(2)裏声を出している《アーティスト動画のマネ》をしよう


理屈より、実際に〈裏声を出している人〉の映像を繰り返し見る方が上達が早いことがあります。上手く裏声を出している人の映像をたくさん見ると、突然できるようになることもあるので、たくさん見て〈マネ〉してみましょう。ちなみに私は、この地球上に知らない人はいないくらいのPOPスター『キング・オブ・ポップ!』"マイケル・ジャクソン"でした!歌の中での、「フォー!」「アォ!」「プー!」「ヒィー!」「ポー!」などで練習してました。


(3)地声に《エアー》を入れよう


まず、脱力をします。自分が出しやすい高めの『ha〜』の声で、息もれしないように声帯のヒダを閉じ、〈地声を出してみます〉『ha〜』この時に、大きな「あくび」をするように、共鳴腔(きょうめいくう)を意識します。特に口の中「口腔」(こうくう)次に声帯の上、喉の周り「咽頭腔」(いんとうくう)を意識して下さい。次に、その地声の状態から、声に息をまぜていきます。《エアー注入〜!》すると、声帯のヒダが少し緩(ゆる)みます。〈やさしい声〉に近付けていくイメージです。この作業を交互にしてみましょう。慣れてきたら少しずつ音域を上げてみましょう。『地声 → 裏声 → 地声』のように切り替えるイメージをします。初めは難しいですが、スムーズになるまで根気よく続けて下さいね。


(4)地声から裏声へ《ヨーロレイヒ〜〜♪》スムーズに切り替えよう


まずは、イメージして下さい。スイスのアルプス山脈を連想して見ましょう。そして、その場所で『ヨーロレイヒ〜〜♪ 』とアルプス山脈に向かって、気持ちよく声を出して見ましょう。まず始めに、ピアノで自分の声が出しやすい key で、和音を弾き、声を合わせて見ましょう。解りやすくするために、ここでは〈コード/Cメジャー〉[ド・ミ・ソ]で始めて見ます。音階は『ドード ド・ソ ミーー』です。リズムの長さは『タァァタ・タン・タン・ターーン』です。次にメロディで『ヨーロ レ イ ヒーー』と歌って見ましょう。[ド]は地声で発声し[ミ]と[ソ]の場所は裏声の出しやす所でやって見て下さい。
「ヨーロレ」の方向は〈胸声・低音域〉。
「イ」の方向は〈頭声・高音域〉。
「ヒーー」の方向は〈中声・中音域〉です。
声の出る方向を意識すると、スムーズに地声から裏声へ切り替え繋げやすいですよ。あまり難しく考えずに、楽しんで何度も挑戦しましょう!


裏声は日々のトレーニングが必要です。自分だけの練習方法を『楽しく』探して見て下さい。

       

■裏声を鍛える練習曲


裏声を出すおすすめ練習曲 / 男性編 
〈裏声を鍛える練習曲〉として紹介したい男性アーティストは


【中孝介(あたり・こうすけ)/花 】


中孝介さんの〈歌唱法〉は『鹿児島県奄美大島』出身の独特の〈味わい深い歌い方〉です。《ファルセット》を使った特徴的な節回しは、奄美に古くから歌い紡がれている『奄美シマ唄』と言われている独特の〈こぶし〉と〈裏声〉を多用して歌う歌唱法です。海外でも『彼の歌声は楽器のようだ!素晴らしい!』と、称賛されています。練習の取り組み方しだいでは、裏声はもちろん、技術的にもスキルの高い一曲になること間違いないでしょう。他にも、【森山直太郎/さくら(独唱)】や【平井堅/瞳を閉じて】などもお勧めです。


【中孝介(あたり・こうすけ)/花 】https://youtu.be/onPP2wIB0DA
【森山直太郎/さくら(独唱)】    → https://youtu.be/p_2F2lKV9uA
【平井堅/瞳を閉じて】https://youtu.be/EqVoCfSwfUY?t=121


裏声を出すおすすめ練習曲 / 女性編


〈裏声を鍛える練習曲〉として紹介したい女性アーティストは


【MISIA/眠れぬ夜は君のせい】


初めて聴いた時のMISIAさんの印象は、外国のシンガーが歌っているのではないかと思わせるようなパワフルな歌い方で、日本人離れしたパッションや《透明感のある歌声》でした。《息が綺麗に流れる成分を持つ裏声》を、「高音を綺麗に聴かせる場面」や、「綺麗に抜くとき」に使っています。声区の切り替えも非常に上手く、自由自在にファルセット(裏声)を使いこなし、多くの人を魅了しています。是非、頑張って挑戦して見て下さい!他にも、ミックスボイスなども美しい【May J./Faith (Japanese Ver.)】【シェネル(Che'Nelle)/Believe】【伊藤由奈/Precious】などもお勧めです。


【MISIA/眠れぬ夜は君のせい】 https://youtu.be/ptDDpvC7MO8
【May J./Faith (Japanese Ver.) https://youtu.be/tz16x5W3vyE
【シェネル(Che'Nelle)/Believe】
https://youtu.be/SAciTm11j1Y?list=RDSAciTm11j1Y
【伊藤由奈/Precious】https://youtu.be/oRGniBZSlHc 


--終わりに


裏声を克服することで、自分の歌声に新しい《声色》がたされ〈表現の幅が増えたり〉〈使える音域が広がったり〉裏声を鍛えて綺麗な裏声が出せるようになったら今まで挑戦出来なかった〈楽曲との出逢い〉も増えていくことでしょう。うまく裏声を出すことができなくて悩んでいる人も、根気よくトライすることで出来るようになリます。自信を持って頑張って下さい。

多数のメジャーデビュー実績を誇るVOATボーカルスクール
WEBで予約する

下記ボタンより申込フォームに
お進みください。

24時間受付!


無料体験予約
電話・LINEで予約する

各店までお気軽にお申し込みください。

電話受付時間

|平日|12:00-22:00

|土日祝|11:00-21:00


*LINEでの予約は希望店舗を選択し
「友だちを追加」後、体験レッスンを
お気軽にお申込み頂けます。


一覧へ戻る