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2023.02.27ボイトレの知識

叫ぶだけじゃない!シャウトの出し方と注意点|ボーカルスクールVOAT

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―始めに

ラウドロックやヘビメタなどで声を歪ませて出す、「シャウト」。
「シャウト」があると楽曲のインパクトが上がり、よりその楽曲をカッコよく魅せることができます。
激し目なロックが好きな方なら、一度は真似をして咳き込むなんて経験があるのではないでしょうか。
ただ叫んでいるように思うかもしれませんが、見よう見まねで行うと喉を傷めてしまう危険性があり、安定して出すにはかなりの高等テクニックが必要になります。
ということで今回は「シャウト」についてお話ししたいと思います。


■ 「シャウト」とは

「シャウト」は直訳すると「叫ぶ」という意味の言葉ですが、歌で使用される意味では、声を意図的に歪ませたり、つぶして出すことで激しさや怒りなどを表現する歌唱テクニックになります。
一言で「シャウト」と言っても様々な種類があり、出し方、音域、音質によって呼び方が変わってきます。
また、出し方によっては通常の歌唱時と比べて声量が大きくなるので、サビなど盛り上げたいところで使うと効果的です。
ただ、声帯に負担をかける歌い方になるので、使いすぎると結節やポリープなど喉を傷める原因にもなりかねません。
その為、使用にあたって正しい発声方法を覚えることで負担を軽減することが必要になります。


■ 「デスボイス」や「がなり」との違い

「シャウト」や「デスボイス」、「がなり」など様々な呼び方があり、混同してしまいやすく、同じ声の出し方でも国やジャンルによって言い方が違ったりもします。
また、「デスボイス」と「がなり」は明らかに声の質感が違いますが、同じ仮声帯を使っての発声になります。
そこで「シャウト」を大きく分けて2種類に分けて説明したいと思います。


【シャウトの種類】

? フォールスコードスクリーム(false chord scream)

 地声で発声をし、仮声帯を使って低音を唸るように出す声。
 一般的にデスボイスと言われるとこの声になると思います。
 種類としてグロウル、ガテラル、グラント、ピッグスクールなど。


<アーティスト>
マキシマムザホルモン/予襲復讐
https://youtu.be/beN5ep5MrdY


DIR EN GRAY/人間を被る


Coldrain/REVOLUTION


Slipknot/Psychosocial


? フライスクリーム(fly scream)
ファルセット、MIXボイスで発声をする高音の叫び声。
種類としてクリーチ、スクリームなど。


<アーティスト>
ONE OK ROCK/NO SCARED


MY FIRST STORY/最終回STORY


Linkin Park/Give Up


*がなり声<アーティスト>
Christina Aguilera/Fighter


Ado/うっせぇわ


■ シャウトの出し方と注意点

「シャウト」の基本は、通常の発声時より多くの息を吐きだすことで声を歪ませます。
ただ、多く息を吐けばいいというわけではなく、歪ませるのに適した息の量をコントロールする必要があります。
  そして、息を吐くときの喉の状態により大きくフォールスコードスクリームとフライスクリームの2種類に分けられるのでそれぞれの出し方を説明していきます。


<フォールスコードスクリームの出し方>

声帯を開いた状態で大量の息を吐きだし、地声で歪んだ声を作り
出します。この時に仮声帯を使うことを意識しましょう。
? 咳払いのような音(う〃んん)を仮声帯で出す。
? そのまま(う〃―――ん)と唸るように伸ばす。
? その唸りに声を少しずつ混ぜていく。
? バランスを取る。


<フライスクリームの出し方>

エッジボイスを出す要領で声帯を閉じた状態にし、ファルセット
MIXボイスで息を思いっきり吐きだします。
? エッジボイスを出す。
? そこに息を多く吐き、歪みを強くする。
? ファルセット,MIXボイスで「イエ?」や「イヤー」発声する。
? バランスを取る。


<注意点>

大前提として腹式呼吸、首肩回りの脱力はもちろん、喉を開いて高音を出す、ファルセット、MIXボイスの習得、エッジボイスなど通常発声する上で必要な基本的なスキルが必要になります。
「シャウト」は正しい発声方法でも声帯に強い圧力をかけていくので喉には負担がかかります。長時間の練習はせず、喉に痛みを感じたらすぐにやめましょう。


■ シャウトの練習にオススメの曲

マキシマムザホルモン/爪爪爪
https://www.youtube.com/watch?v=e56QTJrdxdU


超学生/KICK BACK


ONE OK ROCK/完全感覚Dreamer


―終わりに

「シャウト」ができると普通に歌うより、楽曲のカッコよさを際立たせることができます。反面、通常の発声が安定していないと喉を傷めてしまう可能性がある高等テクニックです。
正しい発声を身につけ、「シャウト」でカラオケやLIVEでひと際目立つ存在になっていきましょう?

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