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KNOWLEDGEボーカル・ボイストレーニングの知識

【ボイストレーニング】ボイトレだけじゃない、歌上達のためには表現力を身につけよう!

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-はじめに
「表現力を身につける」というとセンスが問われることになるので感覚的に難しいイメージがあるかもしれません。
しかし、センスだけでなく技術で表現力を見せるポイントとコツがあります。
表現力のある歌を歌えるようになって、歌の上達を目指しましょう。


■歌の抑揚が表現力につながる


言葉を発するときには無意識の内に声に強弱をつけたり声の音程を上げたり下げたりしています。
このような声の変化が「声の抑揚」です。


抑揚によって会話に表情が生まれ、伝える内容にもメリハリがでます。
声の抑揚は歌においても同じく単調ではない表現につながります。
抑揚のない歌は、セリフの棒読みと同様に聞いている人を飽きさせてしまいます。


■抑揚をつけるポイントは"音の強弱"


ポイントは音と音の間の音量を大きくするか小さくするかです。
つまり音の強弱をどのように変化させるかということになります。


(1)盛り上げる場所


音程が一番高い箇所が盛り上げる場所といえます。
一般的にサビの部分は音程が高くなっていますし、Aメロの中でもメッセージ性の強い言葉の箇所が他の言葉より高い音程で歌われることが多いです。
高い音程は明るい印象を与えます。
他の歌詞と比べて音程を高くして音量を増すと、その言葉は強い印象を与えることができますし、自分の感情を表現する事ができます。


(2)音量は急に上げない


高い音程に当てはまる歌詞だけを強調しても前後の歌詞との強弱の差が極端になってしまうだけです。
なだらかな放物線を描くように少しずつ音量を上げて、そして少しずつ下げていきます。
自然な抑揚によって聴いている人は惹きこまれます。


(3)「足し算」と「引き算」でメリハリ


抑揚は強弱の差があるほど印象に残ります。
ポイントとなる歌詞を歌う前には音量を一旦下げて下さい。
急に音が抑えられると、聴いている人は違和感を感じて歌へ意識が向きます。
意識が歌に向いたところで音量が強くなって歌が盛り上がると、より印象に残って曲の魅力を最大限に伝えることができます。
急に音量を上げるのではなく、一旦下げてから上げるのがポイントです。


■歌詞の内容を理解する


(1)曲を何度も繰り返し聴く


自分で書いた歌詞であれば感情はとてもイメージしやすいです。
しかし、他人が作った曲のカバーの場合は、その曲に込められた感情は作った本人にしか分かりません。
ですので、想像を膨らませるためにも曲を何度も繰り返し聴いて歌詞を何度も繰り返し読み返すことが必要になってきます。
曲に込められた感情の正解は作った本人のみしか知りませんが、努力によって作り手の感情に少しでも近づくことは可能といえます。


(2)各種メディアをチェック


アーティスト本人が雑誌やWEB上のメディアで曲に込めたメッセージや歌詞の意味を解説しているケースもあります。
このような情報があると曲に込められた感情がイメージしやすくなります。
カバーしたいときはそのアーティストが出ている雑誌等のメディアをチェックしてみて下さい。


(3)歌詞を音読


歌詞の内容を理解するために音楽に合わせず歌詞だけを口に出して音読してみて下さい。
音楽に合わせようとすると、どうしても息継ぎや音程などに意識が向いてしまって歌詞の内容に集中できません。
言葉を口に出して歌詞の内容の理解を深めましょう。


(4)歌詞に感情移入する


歌詞の内容理解ができたら、込められている感情を意識して下さい。
感情は、嬉しい、悲しい、嫌悪、怒り、尊敬、信頼など様々です。
感情を込めた歌とそうでない歌とでは印象が全く変化します。


■顔の表情や動きで表現


(1)表情で表現


CDなどの音声だけで曲を聴くのであれば音だけで音楽を楽しみますが、ライブなどの歌は耳で聴きながら同時に目でも見ています。
つまり歌手の表情や動きを見ているのです。
感情表現が豊かな歌手による歌の場合、悲しい歌詞を歌うときは泣き出しそうな表情をしています。


(2)動きで表現


感情表現が豊かな歌手は、表情だけではなくステージ上での動きも豊かです。
楽しい曲の場合は、飛び跳ねて盛り上げることもあります。
悲しい曲の場合は、膝をステージにつけて悲しみを表現することもあります。


(3)表情や動きのメリット


顔の表情や動きを意識することで、歌う際に感情を込めやすくなるというメリットがあります。
泣きそうな顔で歌っていると本当に悲しい気持ちになってきますし、笑顔で歌っていると本当に楽しい気分になってきます。


(4)表現は大袈裟に


表情も動きも大袈裟に表現することが重要です。
笑顔や泣きそうな表情をするときに、観ている人にとって気持ち悪いのではないか、ステージ上で動き過ぎではないかと心配になると思います。
しかし、ステージの上では全てが小さく見えるものです。


自分が100%のつもりで表現しても、客席に伝わるのはその10%程度と考えていた方が良いです。
控えめに表情や動きを作っても、客席にはほとんど伝わることはありません。


-終わりに
適切で適度な抑揚をつけることができると、歌の盛り上がりは全く変わってきます。
セリフの棒読みのような歌に比べて、メリハリがある歌は聴く人を引き込んで楽しませることができます。
そして、音のメリハリに加えて歌い方や歌詞の理解、表情や動きのパフォーマンスを鍛錬することで歌のレベルはさらに上がります。
歌で人の心をつかむのは簡単なことではありませんが、しっかりと技術をマスターするために練習を重ねて頑張って下さい。