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日本人には難しい?裏拍を身に着けてリズム感を鍛えよう

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歌において「リズム」はとても大切な要素です。
歌の上手さは、リズム感があるかどうかであるともいえます。
素人と優れた歌手の歌い方で、圧倒的な違いがあらわれるのもリズムといわれています。
そして、リズムのなかでも「裏拍」を理解することはとても困難です。
しかし、この裏拍を正しく理解することが、リズム感が大幅に向上するポイントになります。
頭で理解しようとすると困難ですが、実践的なトレーニングを積み重ねて少しずつ感覚をつかんでいきましょう。


■裏拍とは?表拍との違い


リズムには「表(おもて)」と「裏(うら)」があります。
表とは、リズムを通常に感じる箇所です。
通常は「1・2・3・4・」と拍をとる表に対して、裏とは「1・2・3・4・」の「・」のアクセント部分をいいます。
手拍子で例えると、手を打った後の休みの部分が裏拍で、表拍と裏拍は交互にやってきます。


表拍は聞こえてくる音がそのままリズムになります。
コンサートやライブなどで自然と手拍子が揃うのはこのためです。
裏拍は自分でリズムをとらえる必要があります。


■日本人には難しいってホント?裏拍が取りずらい理由


日本人が裏拍を取るのが苦手な理由

(1)日本の文化的背景


日本の歌として歴史が長い演歌や民謡などは表拍の手拍子を取る傾向が強いです。
その影響でコンサートやライブにおいては、裏拍を感じる音楽だとしても、自然と無意識のうちに手拍子を表拍でとってしまう現象があります。


(2)言語の特徴


日本語は文章の頭が強調される傾向があります。
英語は文章の頭が弱いことが多いです。
そのため音楽においても同じような傾向になって、文章の頭が強調される日本語が表拍、文章の頭が弱い英語が裏拍のリズムになってしまう現象があります。


■裏拍を覚えるとリズム感がアップする理由


(1)裏拍で倍のリズムをカバー


曲によっては表拍以外のリズムから歌がスタートすることがあります。
こういった場合はリズムがズレてしまいやすくなりますが、それを改善するのが「裏拍」です。
4拍子は表拍のみですと4カウントになります。
そこに裏拍である「1・2・3・4・」の「・」を入れると、倍のリズムが刻まれることになります。


8拍子で裏拍を取る場合は16カウントになります。
裏拍を意識することで、自然と倍のリズムを刻むことになります。
表拍だけではカバーできないより細かい部分まで自然と補うことができるようになります。


(2)自発的なリズム感覚で多様なメロディに対応


裏拍は自らリズムをとる意識が必要になるので、自然とリズム感が鍛えられます。
表拍だけでは、聞こえてくる音にリズムを合わせるだけになりがちですが、裏拍を覚えることで多様なメロディに対応できるようになります。


■リズム感アップ!裏拍を取るトレーニング


(1)メトロノーム


メトロノームはボタン一つで表拍をとってくれます。
メトロノームの音に合わせて間の拍が裏拍です。
テンポを変えることも簡単にできるのでられるのでトレーニングの幅も広がります。
誰もが気軽にはじめることのできるトレーニングですが、単調であるのが欠点です。
楽しいとはいえないトレーニングですので、初期の基礎トレーニングとしてはじめてみることをおすすめします。


(2)アプリ


『Beat Master』
https://apps.apple.com/jp/app/beatmaster-free-edition/id446650933
(無料)


「メトロノームをウラで聴くことで自分のリズム感を自立させる」ためのアプリです。
クリック音が「ビートのウラ」で鳴ります。
ただのウラではなく、8分音符、16分音符、3連符、6連符のウラが用意されています。
最初の「ピッ」という音に合わせて画面をタップするというシンプルなつくりです。
100点満点でスコアリングされて、自分のリズムがどの程度ズレているかが視覚的にわかります。
ハイスコアは世界ランキングに登録することができます。
自分の音楽活動を世界にアピールできる機能もついています。


『リズムくん』
https://apps.apple.com/jp/app/%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0%E3%81%8F%E3%82%93/id476882546
(250円)


譜面に合わせて画面をタップしてリズムの正確性を測ります。
難易度別にメニュー「やさしい」「ふつう」「むずかしい」の3種類があります。
メトロノームのカウントに合わせて譜面通りにタップする、というシンプルなアプリです。
譜読みの練習を兼ねてリズムトレーニングをしたい方に最適です。


(3)体でリズムを取る


自分が歌える音域の曲に合わせて、足踏みをします。
4拍子の曲では一小節に4回足踏みをします。
2拍目と4拍目には手拍子をします。
2拍目だけ、4拍目だけを手拍子する、という風にアレンジを加えてやってみるとさらにリズム感が良くなります。
ジャンプする動作を加えるとことで体感しやすくなります。
この一連の動きを歌いながらできれば、裏拍を意識しながらリズムが取れているといえます。


--終わりに


裏拍でリズムを取ることができるようになると、より細かなリズムを取れるようになって音楽性が高まります。
それまで気づくことのできなかった音楽的な良さもわかってきます。
裏拍を理解することで、歌うだけでなく聴く力も向上するので、以前よりも感性が鋭くなるはずです。
簡単にできるようになるものではありませんが、ここで紹介したトレーニングを実践して地道に頑張ってみて下さい。

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