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高い歌唱力が必要!バックコーラスとは|ボーカルスクールVOAT

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はじめに


みなさん「バックコーラス」「コーラス・アーティスト」といった名前を聞いたことは有りますか!?今回はそんな「バックコーラス/コーラス・アーティスト」について取り上げて見ました。音楽・歌い手を目指している皆様のお役に立てればうれしいです。


■バックコーラスとは


演劇・舞台/ショー・レビューなどで「主役・メインボーカル」を引き立てるために、バックでコーラスをすることや、合唱する人たちのことを「バックコーラス」と言います。
また、アーティストのライブやコンサートでバックコーラスを担ったり、アーティストがCD制作を行うときなど、メインヴォーカルが主旋を歌うのに対し、ハミングなどしながら歌にハーモニーを付けていき厚みを出していくこともあります。その際にバックコーラスを必要とする場合も有ります。「バックコーラス」は「コーラス・アーティスト」と同様の呼名(よびな)で使われたりもします。


■映画「バックコーラスの歌姫たち」から知るバックコーラスの仕事


2013年公開、ドキュメンタリー映画「バックコーラスの歌姫たち」は、すべてのシンガー、歌い手たち必見の映画になっています。
音楽界のレジェンド、スティーヴィー・ワンダー、ミック・ジャガー、そして、マイケル・ジャクソン、他にも多くのレジェンドを陰で支えてきたのがこの、「バックコーラスの歌姫たち」です。


自分たちの名前をクレジットされることもなく主役(メインボーカル)を支え続けてきたバックシンガーの知られざる「成功と挫折」が描かれており、心揺さぶる珠玉のドキュメンタリー映画となっています。彼女たちが、新聞・雑誌・メディアで話題になることはないです。テレビやワイドショーで取り上げられることも、もちろんないです。
その昔は、レコードに名前さえ載せてもらえなかったお仕事でした。ほとんどの場合は、見過ごされてきた日陰の存在でもありました。


人気スターの成功の裏には、尊い彼女たちの努力と、歌が好きな気持ちと、いつか私たちもステージ中央メインマイクで、スポットライトをあびたいと願う、夢見る歌姫たちの「尊く、けなげで美しい」ドキュメンタリー映画でした。
是非、自分の目で観てみて下さい!バックコーラスのお仕事がどのようなものなのか分かると思います。すべての歌い手・シンガー必見のおすすめ映画です!


■あの有名アーティストもコーラス出身


AI(あい)さんはゴスペル・クワイヤ出身ですが「コーラス・アーティスト」と通ずるものがありますので、あえてこちらでAIさんをピックアップ、紹介させて頂きます。まず、私たちが「ゴスペル」と呼んでいる音楽のジャンルは、アメリカの黒人が集まる教会などで歌われているソウルミュージック(黒人霊歌)です。
誰か一人が歌い出せば、会場全体が総立ちになり、手を叩いたり・ステップを踏んだりしながら、声を張り上げて全身全霊で歌います。生活に根ざした歌詞が多く、聖書をベースにした前向きなメッセージが、人種や国境を越え多くの人の共感を呼んでいます。


AI(あい)さんは皆さんご存知の通り、R&B特有のブラックミュージックメロディに、J-POPのテイストを盛り込みソウルフルに歌いこなします。
AIさんは幼い頃にゴスペル・クワイヤを体感しており、17歳の頃には、ロサンジェルスのユニバーサル・アンフィシアターで行われた「メアリー・J. ブライジ」のライブにゴスペル・クワイアの一員として参加したこともあります。
こういった経験から、たくさんのアーティストと客演・フューチャリングし多くのアーティスト・演者を「ラップ・コーラス・ハーモニー」などスキルの高いボーカル力で引き立ててくれます。「コーラス・アーティスト」と通ずるものがありましたので、こちらで紹介させて頂きました。


■有名なコーラスアーティスト


今井 マサキ(いまい まさき)さん


最近では、バライティ番組・AbemaTV・G-EGGのK-POP育成システムを取り入れた日本初の本格グローバルアイドル育成スクール「GW Academy」にアカデミー生をサポートディレクターとして参画しておりますが、1999年より松任谷由実のコンサートツアーにて初の男性バックコーラス/コーラス・アーティストとして参加し、プロのシンガーとして活動しております。「FNS歌謡祭・MUSIC FAIR21・僕らの音楽」などにもコーラス隊として出演されています。


宇徳 敬子(うとく けいこ)さん


シンガーソングライターとして活動されていますが、アーティストの「バックコーラス/コーラス・アーティスト」を多数務めていらっしゃいます。「Mi-Ke」が懐かしいですね。


ナオト・インティライミさん


シンガーソングライターとして活動されておりますが、デビュー前にはMr.Childrenさんの「バックコーラス/コーラス・アーティスト」としてライブに参加していました。


加藤いづみ(かとう いづみ)さん


歌手としてデビューしていましたが、ソロ活動をしながら松任谷由実さん・小田和正さん・ももいろクローバーZの「バックコーラス/コーラス・アーティスト」としてライブに参加していらっしゃいます。


■コーラスアーティストになるには


コーラス・アーティストになるための資格などはありません。
ただし、歌唱力が求められます。はじめは歌手としてデビューしたシンガーが後にコーラス・アーティストになることもあります。正確な音感・発声法・リズム感を今のうちから養っておきましょう。本気でコーラス・アーティストを目指すのであればしっかりと歌唱力プラス「譜面・コード・音符など」も読めるようになると「コーラス・アーティスト」としての武器になるでしょう。


おわりに


映画「バックコーラスの歌姫たち」を観ても分かるように、メインヴォーカルを引き立てるのが「バックコーラス/コーラス・アーティスト」の役割になります。スポットライトから少し離れた場所でメインヴォーカルのアーティストを引き立て、サポートする「コーラス・アーティスト」は、大変なことも多くあると思いますが、素晴らしい職業だと改めて認識できました。次からはテレビやライブを見るときに、バックコーラス/コーラス・アーティストを探して見て下さいね。

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