オーディションの写真で気を付けたいこと|ボイストレーニングVOAT
アイドル、声優、俳優、女優など芸能人を目指すのであれば、写真の撮られ方のポイントを押さえておく必要があります。
オーディションの写真は書類審査の合否に大きく関わりますので服装や髪型、背景や角度など様々なことに配慮しなければなりません。
そんなオーディションの写真について詳しく説明していきます。
■基本的には「バストアップ」と「全身」の写真
オーディションの写真には大きく分けて「バストアップ」「全身写真」の2種類があります。
「バストアップ」は上半身を収めた写真です。
顔の表情や髪の長さなどが分かるように胸から上部分を撮影します。
「全身写真」はその字の通り全身を収めた写真です。
全身のバランスが分かるように撮影します。
(1)バストアップの撮り方
胸から頭の先まで全部が写るように撮ります。
目の高さの位置にカメラが来るようにします。
上から上目遣いで撮ったり、下から撮って二重アゴにならないように注意が必要です。
カメラ位置を調整しながら正面で撮りましょう。
顔に手を持ってきて小顔に見せようとすることもありますが、輪郭が見えなくなってしまうのでやめるべきです。
表情は自然にして、軽く微笑むようにするのが良いです。
(2)全身の撮り方
頭の先からつま先まで全部が写るように撮ります。
全身が写っていても座っている姿勢は良くないので、必ず立っている姿勢で撮ります。
カメラ位置の高さは「おへそ」の位置が基本です。
正面からの撮影ですとガニ股のように写ってしまうので、少しだけ斜めの位置から撮ったり、足をクロスするのが良いです。
■表情やポーズはもちろん!メイク・服装も見られてる
(1)表情
明るく快活な表情が良いです。
指定がない場合は笑顔で撮影するようにします。
無表情は良くありません。
笑顔もいくつかのパターンを撮影しておくと良いです。
口を閉じた状態の柔らかい微笑みと歯が見える笑顔では印象が大きく異なります。
最も自然で自分らしいと思えるパターンを選ぶと良いです。
家族や友達など第三者に選んで貰うのも良いです。
視線は真っ直ぐにカメラを見据えます。
視線がそれたり、伏し目がちになっていると自信の無さや意志の弱さなどネガティブな印象を与えてしまいます。
目を大きく見せようと見開いたり、顎を引きすぎるのも不自然に写ります。
髪型はすっきりとしたものにして、顔が隠れてしまわないように気をつけます。
(2)ポーズ
全身写真は、頭身、手足の長さなど、全身のバランスを見るための写真です。
背筋を伸ばして顔を正面にして、無理のないポージングを心がけます。
脚をクロスさせることで脚が長く見えて、小顔効果もあります。
バストアップ写真は表情の作り方、肌や髪の色などを見るための写真です。
雰囲気をより具体的に醸し出すためにも、自然な目力、と顔の向きを正面にすることを意識します。
(3)メイク
基本はナチュラルメイクです。
ベースメイクでは欠点をカバーして肌をきれいに見せて、それぞれのポイントメイクでは良い箇所をより魅力的に見せるようにします。
アイシャドウは、ベージュ、ブラウン、ピンクなど肌なじみの良い色を選びます。
アイラインは、黒で描く場合はまつ毛の隙間を埋める程度にします。
目が細い方や小さい方は、黒よりもブラウンのアイライナーがおすすめです。
ブラウンの方が目尻から目頭まで引いても濃くなりすぎません。
(4)服装
・スキニーパンツ
足に密着してシルエットがはっきりとでます。
足の細さや長さ、筋肉を強調して見せることができます。
・ロングスカート
女性らしい印象を与えることができます。
スカートの素材や生地、シルエットによってイメージが大きく変わります。
・ミニスカート
足を出すと元気でアクティブな印象が与えられます。
合格者の平均年齢が若いオーディションなどでは有効です。
・ワンピース
全身の雰囲気を柔らかくて優しい印象にできます。
清楚なイメージも強いので、アイドルを目指している場合にも有効です。
■アーティストだからこそ!個性が大事
相手が自分のことを何も知らない状態の場合、一枚の写真でイメージが決まってしまうこともあります。
自分の個性が最大限に伝わるような写真にすることが大切です。
あらゆる手段で撮影をして、時にはモノクロで撮影するのも良いです。
モノクロ写真にすることで、クールなイメージを与えることが可能です。
複数の写真を準備して、それぞれに加工をして自分のイメージに合った写真にしましょう。
■スタジオで撮影しよう
自分や身近な人では上手に撮影できない場合は、プロのカメラマンがいるスタジオで撮影しましょう。
撮影技術はもちろん、ポーズや表情などのアドバイスをもらうこともできます。
プロのライティング技術にかかれば、肌や髪もいつも以上に美しく映しだしてくれます。
また、スタジオには壁紙がいくつか用意されていますので、自分が美しく映える背景色を選ぶことができます。
撮影時に注意することとしては、背景の壁紙と同系色の服は避けるようにして下さい。
背景色とのコントラストを意識すると、より美しい写真になります。
?終わりに
写真の重要性と撮影時に気をつけるべきことをご理解いただけたと思います。
ポイントをおさえて自分の魅力が最大限に伝わる写真を手に入れて、オーディションで合格を勝ち取って下さい。